最大の障壁は家財の処分

空き家には荷物を置かないことが基本ですが、家財の処分が大変で対応を後回しにしたことで、物置となっているケースが散見されます。貴重品などを置いておく場合は、警備会社へ警備を依頼すべきですが、物置とする場合でも、段階的に家財の処分を進めていくことをおすすめします。中でも問題になる「仏壇」は、菩提寺へ相談し、コンパクトな仏壇にして居住している家へ移すなどして対応するとよいでしょう。

空き家の管理は最低でも月1〜2回

人が住んでいない家は劣化が早く、相当念入りに管理していても建物の資産価値を維持することは困難です。しかし、少しでも劣化を遅らせ、様々なリスクやトラブルを軽減することはできます。地域社会への配慮や安全管理という点から考えると、空き家の管理は少なくとも月1〜2回行い、継続していく必要があります。空き家の管理は、所有者が自分で行うか、空き家の管理業者などへ依頼する方法が一般的です。

自分で空き家を管理する

所有者自らが空き家の管理を行うと、周囲へ依頼するコストもかからず、手間を省くことができる一方、遠方の場合は時間や交通費がかかり、長期的な継続が金銭的にも精神的にも負担となります。自分で管理を行う場合は、空き家から物音がするのを不審に思われないよう、作業前に近隣へ挨拶するなど周囲に配慮し、空き家のある地域の情報を積極的に収集するなど、将来的な賃貸・利活用、売却に向けた準備を心がけておくことが重要です。

空き家の管理業者へ依頼する

空き家が遠方にある場合や、近隣にあって定期的に管理していても、自分で管理を行うことが負担となっている場合は、空き家の管理を代行している業者に依頼すると良いでしょう。管理プランはニーズに合わせて選ぶことができるため、必要に応じて検討することができます。空き家の管理ネットワークでは、空き家の状況に合わせたいくつかのプランをご用意しています。空き家の管理業者への依頼をご検討の方はぜひご相談ください。

適切な管理業者の選択が重要

管理を専門業者に依頼する場合は、地域の事情に詳しい地元の業者に任せることが理想的です。地元であれば災害時など万一の際にも迅速な対応が可能です。また、地域の情報や、空き家に関する全般的な知識を有している業者の場合は、通常の管理のみならず、状況に合わせた適切な提案を受けられる場合もあります。

空き家の管理ネットワークは主として、埼玉県戸田市、蕨市、川口市、さいたま市、朝霞市、和光市、志木市、東京都板橋区、北区、練馬区、足立区の空き家の管理を行っています。また、全国に空き家の管理サービスのネットワークがあります。空き家の管理をご希望の方はお問い合わせください。